胃潰瘍Q&A 目次

Q1 胃潰瘍とはどのような病気ですか?
A1 粘膜筋板を越えて組織が欠損した状態のことです。


Q2 原因はなんですか?
A2
  • バランス説
    • 胃の組織を攻撃する因子と、胃の組織を防御する因子の両方の均衡が破錠した時に潰瘍ができると考えられます 。
  • 環境因子
    • ストレスなどで小さな血管の血の循環が悪くなり、潰瘍が発生しやすくなります。
  • 遺伝因子
    • 近親者に潰瘍のいる人は、潰瘍の罹患率が高いといわれています。
  • 細菌感染
    • ヘリコバクターピロリという細菌が、潰瘍の発生および再発因子として注目されています。


Q3 どのような検査で分かりますか?
A3
  • 胃X線検査
    • バリウムを飲んで行う検査で潰瘍の大きさなどを調べます。
  • 内視鏡検査
    • カメラを使って行う検査でその他の病気がないかも調べられます。


Q4 なぜ治療が必要なのですか?
A4

三大合併症(出血、穿孔、ガン)を起こしたくないからです。

  • 出血
    • 潰瘍が悪化すると出血をし、貧血を起こします。
  • 穿孔
    • 胃の中に穴があいて、腹膜炎を起こします。
  • ガン
    • 潰瘍の下にガンが隠れている可能性もあるからです。これは潰瘍をきれいに治してからでないとわからないので、治療が必要なのです。


Q5 どのような人がかかりやすいですか?
A5

(1)ストレス・・・不眠、悲観

(2)暴飲暴食・・・アルコール、タバコ、コーヒーの飲み過ぎ

(3)不規則な生活

(4)薬剤・・・抗生物質、風邪薬、解熱鎮痛剤

(5)細菌・・・ヘリコバクターピロリ菌



Q6 予防するにはどうしたらいいですか?
A6

(1)ストレスを上手にコントロールする

(2)禁煙

(3)食事は適量をよくかんで、消化を良くする

(4)薬は症状がなくなっても服用を続け、定期的に検査を受ける



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