慢性肝炎Q&A 目次

Q1 慢性肝炎とはどのような病気ですか?
A1 肝炎ウイルスの感染を受けた肝臓に長く炎症が続き、しだいに肝臓の働きが悪くなる病気です。


Q2 原因はなんですか?
A2
  • B型肝炎ウイルス
    • 母子感染でキャリアになった人の一部が慢性肝炎になります。成人してから感染しても慢性肝炎にはなりません。

  • C型肝炎ウイルス
    • 輸血後肝炎の一部が慢性化したものです。母子感染あるいは性行為や注射器でも感染するといわれています


Q3 どのような症状がでますか?
A3 軽い慢性肝炎の人は症状がでません。進行していくと、次のような症状がでます。

・だるい ・疲れやすい ・腹が張る ・食欲不振 ・浮腫 ・黄疸 など。


Q4 どのような検査でわかりますか?
A4
  • 血液検査(GOT、GPT、γ‐GTP、ALP、Bil)

  • 超音波検査

  • 腹部CT検査


Q5 なぜ治療が必要なのですか?
A5 肝硬変、肝臓癌にならないためです。
慢性肝炎の人は20年後に肝硬変、30年後には肝臓癌になるといわれています。


Q6 どのような人がかかりやすいですか?
A6

(1)毎日多量のアルコールをとる人。

(2)脂肪肝の人。

※但し、ウイルス性の肝炎に感染する原因には下記のような場合があります。

  • 輸血、血液製剤の輸注。血液凝固因子の使用
  • 血液付着物による外傷・・・鍼治療、刺青、ピアス、静注による薬物乱用など。
  • 母子感染
  • 性行為感染


Q7 予防するにはどうしたらいいですか?
A7

生活習慣の改善が肝臓病を予防します。

(1)肝臓に負担をかけない食事をする・・・バランスの良い適度の量の食事をとります。

(2)お酒を飲む機会が多い人は、1週間に2.3回休肝日を設けましょう。

(3)薬は必要以上に服用しないようにしましょう。

(4)定期検査はすすんで受けましょう。



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