狭心症Q&A 目次

Q1 狭心症とはどのような病気ですか?
A1 心筋の酸素不足により、一過性に胸部の圧迫感を生じる病気のことです。


Q2 どのような症状がでますか?
A2

胸部、背部、肩部、頚部、左腕、腹部などで体の表面ではなく、内側の深いところから痛みが起こり、押し付けられる痛みがでます。



Q3 どのような検査でわかりますか?
A3
  • 安静心電図
    • 発作が起きていない時と、発作が起きた時に心電図の波形がどのように変化するのかを比較するときに使用します。

  • 負荷心電図
    • 人工的に狭心症の発作を起こして心電図に変化をとらえる検査です。

  • ホルター心電図
    • テープを使用して、心電図を24時間記録して自然に起きる発作をとらえる検査です。

  • 胸部レントゲン
    • 心臓を立体的に観察し、心臓の大きさ、大動脈の動脈硬化、肺の状態などをみる検査です。


Q4 なぜ治療が必要なのですか?
A4 心筋梗塞にならないためです。
狭心症の発作が続くと血流が止まってしまう心筋梗塞になり、最悪の場合死亡する危険があるからです。


Q5 どのような人がかかりやすいですか?
A5

生活習慣因子・・・食生活、運動習慣、喫煙習慣、飲酒習慣

環境因子・・・ストレス

遺伝因子・・・遺伝子異常、年齢

高血圧、高脂血症、糖尿病、肥満
 これらの因子を持っている人がかかりやすくなっています。



Q6 予防するにはどうしたらいいですか?
A6

(1)喫煙・・・高血圧予防には最も強力な改善策です。喫煙カウンセリングが有効です。

(2)体重の減少・・・体脂肪は高血圧になりやすい重要因子です。5kgを目標に減量計画を立てましょう。

(3)アルコールの制限・・・アルコールは降圧剤治療の効果を弱め、脳卒中になりやすくなります。ほどほどに飲むように心がけましょう。

(4)塩分摂取の制限・・・食事による塩分摂取が血圧上昇を起こし高血圧の人を増やします。1日の摂取量内におさめるようにしましょう。

(5)食事のバランス・・・肉食者より血圧の低い菜食者の食事パターンを取り入れると、降圧に効果的です。

(6)運動の増進・・・週に2〜3回、30〜45分の有酸素運動が効果的です。歩く歩数は1日1万歩を目標にしましょう。



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