高尿酸血症・痛風Q&A 目次

Q1 高尿酸血症・痛風とはどのような病気ですか?
A1
  • 高尿酸血症
    • 尿酸が何らかの原因で体内に溜まり、血液中の濃度が溶解度を越えて上昇する状態のことをいいます。

  • 痛風
    • 高尿酸血症が長く続いた後に、体内に溜まった尿酸により関節炎が起こったり(痛風発作)、腎臓が侵されたりする病気のことをいいます。


Q2 どのような症状がでますか?
A2
  • 高尿酸血症
    • 特に症状はありません。

  • 痛風
    • 激しい関節痛があります。

 



Q3 どのような検査でわかりますか?
A3

2種類の血液検査と尿検査でわかります。

(1)血清尿酸値→高尿酸血症の程度を調べます。

(2)尿中尿酸排泄量、尿酸クリアランス→産生過剰型か排泄低下型かを調べます。



Q4 なぜ治療が必要なのですか?
A4 脳卒中や狭心症、心筋梗塞などの合併症を起こさないためです。
高尿酸血症・痛風の恐ろしさは、何の症状もなく尿酸が体内に沈着して、腎臓の病気や動脈硬化が進んでいくことなのです。


Q5 どのような人がかかりやすいですか?
A5

(1)血縁者に高尿酸血症・痛風の人がいる。

(2)腎障害、高血圧、心臓病、肥満などの合併症を持っている。

(3)ストレスが多い。

(4)アルコールをよくとる。

(5)1回の食事量が多い。



Q6 予防するにはどうしたらいいですか?
A6
  • 食事では・・・
    1. 総カロリーの制限。
    2. プリン体含有量の多い食物をなるべく避ける。
    3. アルカリ性食品を多くとる。

  • 日常生活では・・・
    1. 肥満を解消する。
    2. アルコール(特にビール)をひかえる。
    3. 水分を十分にとる。
    4. 軽い運動をする。
    5. 精神的ストレスを発散させる。
  これらを心がけるようにしましょう。


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